Montesecondo モンテセコンド

イタリア Italia / Toscana

アルベレッロ仕立、常識外の『キャンティ・クラシコ』

フォラドーリの影響を受けてアンフォラにも挑戦。経験は浅いが年々進化を遂げている。目指すべきはサン・ジュスト・ ア・レンテンナーノ。透明度のあるワインを造りたい。

アルベレッロ仕立のキャンティ

「モンテセコンド」はフィレンツェに近いキャンティ・クラ シコの最北端「サン・カッシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ ペサ」に位置する。 現当主「シルヴィオ・メッサーナ」はニューヨークで仕 事をしながらミュージシャンを 10 年以上目指し続け ていたが、1999 年結婚を機にこの地に戻る。

『父親は葡萄栽培農家だった。収穫した葡萄はバル クで販売していた。1970 年代に作られた畑は農薬 で傷んでいた。理想的ではなかった』

2000 年がファースト・ヴィンテージ。ここから「シルヴ ィオ」は迷いながらワイン造りを変えていく。

『2006 年までの自分のワインは重すぎた。収穫が 遅過ぎてタンニンがドライだったし酸も足りなかった。 完熟に拘り過ぎてバランスを失っていた』

2007 年からは収穫時期を少し早めた。ワインは軽や かさと華やかさが出てきた。一番変わったのはタンニ ンの質。大きく乾いたタンニンは細かくしなやかなタン ニンに変わった。 自然酵母のみで発酵をスムーズに進める為に 2010 年からは 15%程度は全房を使っている。

『茎が熟していれば茎を 15%入れて発酵させてもヴ ェジタルな風味は出ない。茎に空気が付き発酵槽の 中で発酵を促してくれる』

失敗続きのビオディナミ

元妻「カタリーナ」はエクアドル出身で自然を尊重した 農業に精通していた。子供達も「シュタイナー学校」 に通っていた。

『彼女の影響で 2001年からビオロジックを導入。薬 剤に慣れていた葡萄は一時期収量が半減した。病 気に対応できなかった。段階的に 2004 年からビオ ディナミを導入』

「ニコラ・ジョリー」に学んだが実際は困難の連続だっ た。2008年はベト病によって80%の葡萄が焼け死ん でしまった。

『自根の苗木を台木なしで植樹することも試した。 50%がフィロキセラにやられた』

確実に葡萄樹は耐性を強めていて葡萄樹自体も強 くなってきている。「シルヴィオ」本人も自然への対処 の仕方が理解できるようになってきた。

『土壌はカルシウムやマンガンが豊富な粘土。硬く固 まってしまう土壌で水分も貯めてしまう。ビオディナミ によって土質が変化し、空気を含むようになった。そ の影響で水はけも良くなった』

サンジョヴェーゼにとって理想的な土壌と言える。樹 齢は35年。古い畑は3,300本/haだが徐々に6,000 本に変更している。

『一部アルベレッロ仕立に変更した。支柱と針金に 支えられた葡萄樹が自然だと思えなかった。支えら れることのないアルベレッロが自然な姿』

アルベレッロは全て手作業で樹をケアしていく。自然 と収量も落ちるので、それほど樹齢の高くない彼の畑 には都合が良かった。 また、湿気によるカビや病気が多いこの地域ではア ルベレッロによって空気の流れができることも重要。

アンフォラ発酵・熟成

醸造に関しても色々なことを試している。マセラシオ ンの長さも毎年変わっていく。2007 年頃からは完熟 と美しい酸の確保の両立を意識し始める。

『サンジョヴェーゼのピュアさを感じてもらうには最適 なのはワインに何も与えないアンフォラだと思う。キ ャンティ・クラシコは樽熟成が義務付けられているの で IGT ティンとしてリリースした』

「アンフォラ」の導入は現パートナーの「エリザベッタ・ フォラドーリ」の影響。 ワイン造りを始めて 15 年でビオディナミの導入、アル ベレッロへの変更、台木を使わない植樹。そしてアン フォラ発酵・熟成と変化を続ける「シルヴィオ」。これ からが楽しみ。

『エチケットのガマガエルはエクアドルの守り神。今で もカンティーナを守り続けている』

≪キャンティ味わい比較≫ 2006 年までは過熟気味でマセラシオンも長かったの で強い味わいだった。2007 年以降は果実の凝縮度

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