Ton Rimbau トン・リンバウ
/ Penedés
他に類を見ない独特の造りは唯一無二
スペイン、カタルーニャのナチュラルワイン生産者として彼を忘れるわけには行きません。トン・リンバウはカタルーニャ州、ペネディスにあるヴィロビという村にセラーはあります。彼は他に類を見ないワイン作りをし、唯一無二のワインを生み出しています。
◆パーマカルチャー哲学
◆バイオダイナミクス以上の考え(地球生物学、地電流と地球放射が及ぼす影響など)
◆蜘蛛とコウモリ
◆陶器のボトル
◆水中熟成
自然の生態系の特徴をそのまま生かし、プラスの効果をもたらす古代からの農業の方法を用いています。特にブドウの木も森のようにそのまま生かし、畑への介入はほぼしません。雑草は生えたままで、ローラーを用いて平らにします。これは土壌を紫外線から守り、栄養分と水分を土壌に加える菌類の促進にもなります。
もちろん、化学肥料や農薬は一切使用せず、銅やボルドー液のようなものも一切使用せず、つくしやネトル、アロエ、ローズマリーなど自身のもつ治癒力を生かしています。肥料も牛糞や塩素化されていない水、海水や磁気をかけた水などオリジナルのものを使用します。また近隣の畑からの汚染を防ぐために2列ほどの境目に葡萄の木を植え、ワイン用の葡萄の木を守るための垣根を作っています
地磁気線(カリーライン)の影響を受けないように醸造場や熟成場所を決めています。
彼のワインのラベルに書かれている蜘蛛はパーマカルチャーシステムをサポートする大事な役割を果たしています。葡萄の木から蜘蛛を取り除くのではなく、被害をもたらす可能性のある蛾や蝶をこの蜘蛛たちが退治し、殺虫剤の役目を果たしています。
同様にコウモリの巣を保持し、蛾や蝶たちを食べるよう推奨しています。この蜘蛛とコウモリのおかげで95%の有害害虫を排除していると言います。
セラミックボトルの使用はガラスの瓶が光を通しワインに悪影響を与える、つまり、熟成を可能にするワインの中の物質と分子が分解をしワインの不均衡にさせるという考えの元、陶器のボトルを使用しています。
またそのボトルはセラーの地下にある水中槽に熟成をされています。温度が一定に保たれていて、またこの水もクリスタルを使用するなどし負の作用のない水を使用しています。