Giovanni Terenzi ジョヴァンニ・テレンツィ

イタリア Italia / Lazio

ラッツィオの新DOCG『チェサネーゼ・デル・ピッリオ』

品種個性をはっきり感じさせる葡萄品種というのはそれ程多くない。チェサネーゼはサンジョヴェーゼのような繊細な 酒質ながら、確実にそれと解る個性を持っている。

ラッツィオ州唯一のDOCG

2008 年 5 月、ラッツィオ州で初めての D.O.C.G に 認定されたのが「チェサネーゼ・デル・ピッリオ」。 この地域を代表する造り手で D.O.C.G 昇格に尽力 したのが「ジョヴァンニ・テレンツィ」。 1953 年に「ジョヴァンニ・テレンツィ」によってラ・フォ ルマに設立された。現在では 3 人の息子に引き継が れている。

『祖父から引き継いだ貴重な古い樹が残っている。 古いチェサネーゼ・ダッフィレをマッサルセレクションで 増やしている。これができるのは僕等だけ』

チェサネーゼの個性を素直に表現している造り手とし てイタリア国内では最も高い評価を得ている。 父親と共に栽培、醸造を担当するのは長男「アルマ ンド」。醸造学校には通わず、父親の仕事を見てワイ ン造りを学んだ。

『チェサネーゼの素晴らしさと品種としての気難しさ は理解している。だからこそ素直なチェサネーゼ・デ ル・ピッリオを造りたい』

「チェサネーゼ・ダッフィレ」はサンジョヴェーゼと同じ で天候に左右されやすい品種。最適の収穫時期も 非常に短く、病気にも弱い。しかし、高品質ワインを 造る為の要素を全て持っている。

『ローマの南約 50km のラ・フォルマにカンティーナは 位置。歴史的に見てもローマ時代からチェサネーゼ の中心産地とされてきた地域』

現在に至っても最も偉大なチェサネーゼが生まれる 地域と言われる。所有畑は 12ha。

チェサネーゼ・ダッフィレ

ローマ時代から栽培されている「チェサネーゼ」。現 在では 2 種類の亜種が存在する。 「チェサネーゼ・コムーネ」はこの地域以外にカンパー ニャでも栽培されている。樹勢が強く、収量が多いの で多くの造り手に採用されていて主流。 一方、「ジョヴァンニ・テレンツィ」が主に栽培している のは「チェサネーゼ・ダッフィレ」。

『果実は小さく果皮は厚い。果実が密集しているの で風が通らずカビや病気に弱い。収量も少ないので 限られた造り手しか栽培していない』

「チェサネーゼ・ダッフィレ」は気難しい品種。気候、 土壌の影響を受けやすくサンジョヴェーゼやピノ・ネロ のよう。適性する土地は少ない。

『ローマ時代からチェサネーゼ・ダッフィレが栽培され てきた。ここにはこの品種が適合するのであってカベ ルネやメルローではない』

近年、チェサネーゼを抜きカベルネなどの国際品種 を植樹する生産者が多く、彼等は悲しんでいる。 紫がかった濃い色調。豊富なタンニンと繊細で細く 長く残る酸味。チェリー香とシナモン、胡椒のようなス パイス香もこの品種の個性。

『ワインはコーラではない農作物だ。その土地の品種 を造らないのならワインでなくてコーラと同じだ』

この地域は歴史的に小作人制度が長かったので未 だに買い葡萄でワインが多く造られている。

『自然がワインを造る。自然に感謝しなくてはいけな い。畑にも出ないで醸造だけをするような仕事は好 きではない。だから自社葡萄しか使わない』

ピッリオとオレヴァノ

彼等は「チェサネーゼ・デル・ピッリオ」の他に「ピッリ オ」から 10km 離れた海岸寄りの「オレヴァノ」にも畑 を所有ている。 ここでも「チェサネーゼ・ダッフィレ」を栽培している。 今や有名になった「ピッリオ」が骨格のあるしっかりとし たチェサネーゼ。

『オレヴァノは小さな産地で冷涼。造り手も 6 人しか いない。ワインはアロマに優れ、より細く繊細な果実。 酸は活き活きと主張する』

熟成ポテンシャルや力強さではピッリオが優勢ではあ るが、繊細で華やかな味わいはオレヴァノが勝る。

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商品記号 ワイン 入港予定 葡萄品種 VIN サイズ 希望小売価格 メモ
A3223 Cesanese di Olevano Romano “Colle San Quirico” チェサネーゼ・ディ・オレヴァノ・ロマーノ・サン・クイリコ Cesanese 2015 750㎖ 2,200 --