Villa Venti ヴィッラ・ヴェンティ

イタリア Italia / E.Romagna

海のサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ『ロンコフレッド』

東西に長いサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャの東部「ロンコフレッド」。ミネラル感ではなく果実そのものを噛めるよう なワイン。アルベレッロの凝縮感とステンレス発酵の素直さが特徴。

元ソムリエが造るワイン

2002 年設立、2003 年に植樹を開始したカンティー ナ「ヴィッラ・ヴェンティ」。20 代でソムリエを経験した 「マウロ」と「ダヴィデ」の 2 人がオーナー。 彼等の前職は薬品の製造と不動産業。興味の無い ものを扱う、生活の為の仕事に嫌気がさし、脱サラ。 40 歳でワイン造りを開始した。

『畑を耕して葡萄を育ててワインに変える。シンプル な仕事がしたかった。そして自分の好きなワインを 造るのだから、それだけで幸せ』

栽培・醸造の経験は無かったが、畑を開墾すること から始める。醸造は「ノエリア・リッチ」でも活躍する 「フランチェスコ・ボルディーニ」が担当。

『サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ種で土地を表現 したかった。醸造責任者はフランチェスコしか考え られなかった』

年産 2,500 ケース。ワインだけでは生活できないの で 2 種類の古代小麦とオリーヴの栽培もビオディナ ミで行っている。

典型的ロマーニャワイン

『海に最も近い東部ロンコフレッド。標高は 100m 程度で土壌は粘り気のある粘土で黄色い。石灰含 有量は少ない』

海洋性気候の影響を受ける。年間を通して温暖で 葡萄の熟度は高い。「ノエリア・リッチ」は石灰の影響 を受けるが、こちらは重い粘土質なのでミネラルより も果実の表現に向いている。 今では生産効率の良い「グイヨ」が多いが 1920 年 代までサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャの畑は全て 「アルベレッロ」だった。 彼等の全ての畑は「アルベレッロ」。グイヨより収量が 少なく、葡萄自体の凝縮度が上がるので手間はか かるが「アルベレッロ」を採用している。

『水分量の少ない葡萄で果実が強く凝縮する。しか し、トスカーナのサンジョヴェーゼとは異なりタンニン 量は少ないので若い内から楽しめる』

畑は「ロンコフレッド」の奥地。丘の頂上部にアグリツ ーリズモと熟成庫があり、その周辺が葡萄畑と小麦 畑になっている。醸造所は「ノエリア・リッチ」と同じ場 所にあり共有している。

『古文書で 1,500 年代に優れた葡萄畑だったこと が解った。森の一部を開墾し、ビオディナミで畑を造 っていった』

1,600 年代以降はずっと森だった場所なので歴史 上、1 度も薬品が使われたことの無い畑。 何百年もかけて植物が腐り土に戻っていき土壌は 自然のバランスを持っている。

『耕す必要も無いほどに健康的。葡萄の根が垂直 に伸びるように表土近くは耕し、葡萄の根を切って しまう。その為だけに耕す』

葡萄だけを育てていると土壌成分やバクテリアの種 類が偏ってしまうが、400 年以上も森だったので自 然のバランスがとれている。

『森だったことが重要。バクテリアも動植物も色々 な種類が存在している。それを減らさないようにビ オディナミで畑を維持する』

栽培だけでなく、自然なワイン造りには積極的で「ジ ョージア」のアンフォラも導入。一部のキュヴェでは アンフォラ発酵・熟成も始めている。

果実そのものを味わうワイン

収穫は内陸部の「ノエリア・リッチ」より例年、半月程 度早い。糖度が高く、水分量の少ない。そして芳香 に優れている。

『発酵はステンレスタンクのみ。除梗して 40 日間の マセラシオン。長いマセラシオンがロンコフレッドらし いワインを実現する』

■サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ・プリモセーニョ ステンレスタンク発酵・熟成。40日間のマセラシオン。 瓶熟成期間を 24 ヶ月と長くしている。

『果実を味わうサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ。柑 橘のニュアンス。比較的強いワインなので瓶熟を長 くしている』

■コッリ・ロマーニャ・フェリス・レオ 土着品種「チェンテジミノ」に「カベルネ・フラン」「メ ルロー」をブレンドしたワイン。ステンレスタンクで発 酵・熟成。

『病気に弱く、酸度が強いので廃れている品種チェ ンテジミノを活かす為に造っている』

■パッシート・チェンテジミノ・ナニ 土着品種「チェンテジミノ」100%で造ったパッシート。 9 月後半に収穫し 3 月まで自然風で乾燥。2/3 まで 水分を乾燥させる。

『300mg/l まで糖分を高めた葡萄をバリックで発 酵・熟成。今では珍しいパッシート』

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