Chateau des Rontets シャトー・デ・ロンテ

フランス France / Bourgogne

土壌別の新世代『プイィ・フュイッセ』

プイィ・フュイッセの中でもボジョレーとの境界近くに位置する。石灰質と花崗岩2つ異なる土壌の区画を所有。複数 の天然酵母がワインにもたらす複雑味。

ベタンヌ・ドゥソーヴ★★★★評価

AOC「プイィ・フュイッセ」を眺める高台に畑を所有す る「シャトー・デ・ロンテ」。彼等の畑は南部の「ボジョレ ー」に接する区画。 イタリアで建築関係の仕事をしていた「クレール」と「フ ァビオ」夫婦。1990 年代に叔父が所有していたシャト ーと葡萄畑を引き継ぎ、ワイン造りを始めた。

『最も古い区画は 1920 年に植樹されたシャルドネ。 中心部ではなかったので自然が残っていて葡萄樹 はすでに力を持っていた』

「ジュール・ショヴェ」の提唱する自然農法に興味を 持っていた 2 人は少しずつ畑の改良を実施。

『葡萄畑が本来持つポテンシャルを引き出す事が重 要。自然環境を整えるだけだ。生物の多様性の回 復や循環型農業の実現だ』

「ベタンヌ・ドゥソーヴ」では年々評価を上げ、遂に 4 ッ 星の高評価を得た。ベタンヌによると…

『ビオディナミの導入で彼等のワインは研ぎ澄まされ てきた。高いレベルで安定し明確な個性を持つキュ ヴェは魅力的。マコン最良の造り手の 1 人』

石灰岩と花崗岩

「プイィ・フュイッセ」の象徴「ソリュトレの岩丘」。2,500 万年前、丘の上から野生の馬を落として殺し、その 肉を食べていたという言い伝えが残っている。実際に 丘の下から馬の骨 10 万頭分が発見された。

『ソリュトレの丘は岩盤が隆起したもの。ミネラル豊 富な岩盤は僕等の畑の地中にも存在する』

『シャトー・デ・ロンテの位置する丘はブルゴーニュ北 部の粘土石灰質土壌と南部ボジョレーの花崗岩土 壌がぶつかる場所』

「クロ・ヴァランボン」はシャトーの周囲に広がる「レ・ロ ンテ」区画の葡萄から造られる。 10cm 程の極薄い表土の下はジュラ紀の石灰岩盤 がある。ここには花崗岩は無い。水はけの良いこの区 画では根は水分を求めて岩盤の割れ目に根を伸ば し、その下の粘土層の水分を得ようとする。

『1945 年の古樹が主体なので岩盤のミネラルを吸 収しながらも、ワインとしては重厚で凝縮する。重め のワインになるがミネラルが締める』

果実を素直に感じてもらう為、バリックではなくフード ル樽で発酵後、古小樽のみで熟成。 一方、シャトーの 500m 南「ボジョレー」の近くに位置 するのが「ピエール・フォル」。ボジョレーと同じ花崗岩 土壌。

『花崗岩は石灰岩に比べて保水性に優れる。東向 きの区画は山から吹き下ろす北風の影響を受けにく い。温暖な気候』

花崗岩に育つシャルドネは珍しい。肉付きが良く、石 灰岩盤特有の鋭角的な酸ではなく、丸みのある酸が 特徴。よりミネラルが際立つ。 バリック発酵、バリック熟成。12 ヶ月のシュール・リー。

野生酵母のみ

ヴァン・ナチュールのイベント「ディーヴ・ブテイユ」等 でも年々人気が高まっている。

『野性酵母をしっかり蓄えることが重要。それがあれ ば補酸や補糖の必要は無い』

収穫後、軽くプレス。ファースト・プレスだけを発酵さ せる。12 ヶ月程度のシュール・リーは行わない。また バトナージュは一切行わないのも彼等の特徴。

『バトナージュをしなくとも澱はゆっくりと樽内を浮遊 し、必要なグリセロールが抽出される。必要以上に 澱を動かすと上品さに欠ける』

今や世界中で割当てになっているシャンパーニュ「ク レモン・ペルスヴァル」は独立する前にここで研修して いた。自然農法とシャルドネの醸造法を学び、シャン パーニュ造りに活かしている。

WINERY SEARCH

WINE CATALOG

REGION

PICKUP WINERY