Chateau Real シャトー・レアル

フランス France / Bordeaux

2人の偉大な醸造家によって蘇ったマイクロシャトー

ムートン・ロートシルトのフィリップ・レスピーと数々のシャトーのコンサルタントを務めるオリヴィエ・ドゥウガの起用により完全復活を遂げた、古典とモダンも併せ持つシャトー。

復活を支えた2人の偉大な醸造家

サンテステフの北隣、サン・スーラン・ド・カドゥルヌのシャトー。周りにはシャトー・シャルマイユや、シャトー・ソシアンド・マレ、シャトー・ベロルム・トロンコワ・ド・ラランドなど優れたシャトーが並ぶ。1824年の設立よりレメニャン家が所有し高い品質を誇っていたという。しかし長くは続かず徐々に並のシャトーへ衰退していた。

その後同家が同じく所有するシャトー・セリランがジャン・リュック・テュヌヴァン氏の発掘によって注目を集めるとセリランの運営を任されるディディエル・マルセリ氏に低迷していたこのシャトー・レアルも託した。

わずか6haの小さな畑だが豊富な資金力をバックにセラーや畑を大きく刷新。さらには2001年までシャトー・ムートン・ロートシルト、クレール・ミロン、オーパス・ワンなどの醸造長を務めた、フィリップ・レスピーと、数々のシャトーを手がけたオリヴィエ・ドゥウガの2人を起用するなどして2006年に復活を遂げた。

現在醸造は、元シャトー・ポンテ・カネのベルナール・フラン氏とシャトー・アンジェリスのユベール・ド・ブアール氏が受け継ぎ、更なる向上の途上にいる。

霜害に強い温暖なジロンド川近く

サンテステフの北隣であることや、周囲に優良シャトーが並ぶことをとっても、もともと畑のロケーション、土壌には恵まれた環境だった。サン・スーラン・ド・カドゥルヌはBas-Medoc (バ・メドック)では最もサンテステフに近く、同じコミューンのシャトー・サンポールとシャトー・ル・ボスク(サンテステフ・クリュ・ブルジョワ)とは300mほどしか離れていない。

バ・メドックの中心レスパールまでの距離はその20倍以上。「北部、あるいは北西部の同じアペラシオンの土壌より、異なるアペラシオンの隣のサンテステフの方が土壌的には近い」とヴィンヤードマスターは言う。

「ここはもともと湿地帯で17世紀頃に今のような地形を作ったんだ。だからジロンド川からの暖かい風と、湿気を含んだ土壌は葡萄樹を霜害から守ってくれる。そして小さな砂利や暖かい石灰土壌がミネラル分を与えてくれてもいる。」と説明する。2003年以降農薬、除草剤の使用を一切廃止した畑はとても柔らかく、小さな石灰石が多く見られ、全体が白く見える。

低収量が味わいの決め手

42hl/ha。低収量自体はいまさら珍しくもないが、ボルドーで、しかもオー・メドックにおいては極めて低い数値。「本当はもっと収量を上げても美味しいワインにはなる。だけど私たちが目指すシャトー・レアルにするにはその収量は維持しなければならない」とディディエル・マルセリ氏はポリシーを語る。

 

手摘みはもちろん選果が重要なポイントとなる。畑で1回、収穫後に2回の選果を行い、健全な粒だけを選ぶことで雑味を取り除く。そうすることでシュール・リーの行程にも意味が出てくる。

「徹底的に選果した葡萄を使うことで、きめ細かい健全なオリが発生し、きれいできめ細かい柔らかなタンニンを得ることが出来る。だから濃厚でも重苦しくないエレガントな味わいに仕上がる」とディディエル・マルセリ氏は言う。その言葉通り、シルキーでナチュラルな舌触り。熟した果実味の詰まった濃縮感は、爽やかでストレスのない滑らかな味わい。

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