Chateau La Fleur Pourret シャトー・ラ・フルール・プーレ

フランス France / Bordeaux

「シャトー・フィジャックの歳の離れた弟かな」

同様のテロワールが育む葡萄は同じところで同じように醸造される。品種の個性がワインの個性となり、それぞれの味わいを生む。同じように育てても異なる個性を持つ兄弟のように。

フィジャック、C.ブランと同じ土壌

120年以上もシャトー・フィジャックのオーナーであるマノンクール家がこのシャトー・ラ・フルール・プーレを購入したのは2002年。以来フィジャックの醸造チームにより、フィジャックと同じ設備で造られている。

畑はフィジャックの東側に数百メートルしか離れていないラ・フルール・プーレの4.5haの畑はポムロールに近いフィジャックやシュヴァル・ブランと同じ鉄鉱石を岩床とした砂利の多い砂礫質と粘土質の土壌。
フィジャックとラ・フルール・プーレの醸造ディレクターを務めるフレデリック・ファイ氏が「実はシュヴァル・ブランの現在の畑の一部はフィジャックのものだったんだ。特に砂礫が表土を覆う珪質土まじりの粘土石灰はこの地区独特の土壌なんだ。」と教えてくれた。
突出した2つのシャトーの土壌がいかに特殊で同じであるかがわかる。「シュヴァル・ブラン、フィジャック、そしてこのラ・フルール・プーレは価格こそ大きな違いがあるけど、実は畑の位置や醸造環境、醸造方法に特別大きな差はないんだ」と話す。

現実的な価格差、品質を考えたら環境を含む全ての工程で、大きな違いがあるはずであるが、このワインがフィジャックを意識してフィジャックの個性を継ぐワインであるということは間違いない。

フィジャックの醸造チームが造る

フィジャックが買い入れた2002年以来、収穫から醸造は全てシャトー・フィジャックでフィジャックと同じ醸造チームが造っている。毎年の収穫期には同じ熟練したスタッフが集まり、フィジャックの葡萄と同じよう手摘みで収穫される。熟してない粒や傷ついた粒は全て畑で取り除かれ、さらにセラーでも選果を行う。セメントタンクや最新のステンレスタンク、整ったセラーに樽まで、全てフィジャックと同じものが使われる。
十分な設備を持たない小さなシャトーが多いサンテミリオンや近隣AOCからしてみればとても恵まれた環境。

「同じチームが同じ環境で造ったものは、同じようなワインになる。そうすることでフィジャックの個性がこのラ・フルール・プーレに吹き込まれる。僕はこのワインをフィジャックの歳の離れた兄弟だと思っているんだ。お兄ちゃんフィジャックは毎日飲める価格じゃないから普段のみフィジャックを造りたかった。だから家ではこの弟フィジャックを飲んでるよ」

品種構成はシュヴァル・ブラン寄り

畑の位置、土壌、醸造法など、フィジャックとの共通点を挙げてきたが品種構成は全く異なる。サンテミリオンで最も高い比率のカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー主体のフィジャックに対して、ラ・フルール・プーレはメルローを主体とし、カベルネ・フランがメルローに近い比率でブレンドされる。

珪質土と砂礫の軽い土壌で育つカベルネ・ソーヴィニヨンはハーブの香りをまとい、ベリー系の熟した味わい。飲み頃までにはそれなりの時間を要する。一方ラ・フルール・プーレはカベルネ・フランのチェリーや赤果実系の華やかな香りと、メルローの細かなタンニンが柔らかくフルーティな味わいを生み出す。
カベルネ・フランの高い比率という点ではフィジャックよりもシュヴァル・ブランに近く、土壌の優位性を違う形で生かしている。

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